風しん予防ワクチン接種促進に関する申し入れを実施

兵庫県知事  井 戸 敏 三 様

兵庫県議会自由民主党議員団
幹事長  栗 原   一

兵庫県議会民主党・県民連合議員団
幹事長  石 井 秀 武

兵庫県議会公明党・県民会議議員団
幹事長  合 田 博 一

風しん予防ワクチン接種促進に関する申し入れ

 

 今年に入り、全国の風しん患者数累計は5月8日現在5,964人、既に昨年1年間の2倍以上となっており、全数報告疾患となった平成20年以降、最も早いペースで増えている。本県においても5月12日時点で累計498人となり大きな流行が続いている状況である。
 
 今回の大流行の中心は20~40代の男性で、ワクチンの定期接種を受けていない世代での感染が拡がっていると見られているが、免疫を持たない妊婦、特に妊娠初期の女性が感染すると、難聴や心疾患等の、子どもの先天性風しん症候群(CRS)につながるなど重大な影響が危惧されるところである。
 
 風しんは感染前の予防が欠かせず、その方法はワクチン接種しかないが、ワクチン接種に要する費用は一人当たり約一万円と、若年世代には重い負担となる。また、風しんの流行は通常、初夏にかけてピークを迎えることから、今後さらに感染が広がることが懸念される。
 
 ついては、県として予防ワクチン接種を促進するため、下記の点について強く要望する。
 

1 風しん予防ワクチン接種に対する補助制度を創設すること。

2 市町や医療機関等との緊密な連携を図ること。

3 未接種者に対して、積極的に接種するよう勧奨、周知を徹底すること。 

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