上野英一議員が質問(予算審査・病院局)を実施

第308回2月定例会 予算特別委員会質問(病院局)
2012年3月6日(火)

1 こども病院におけるの実施計画に遠隔地の患者への対応ついて

こども病院立替整備基本計画がまとめられておりますが、これまでも多くの方々が一般質問されるだけでなく私も質問いたしましたし、あるいは昨年の8月に行われたパブリックコメントでは28人の方々が意見を述べられています。その中における診療機能や施設整備方針等については、概ねその意見に対して応える、または反映された内容となっていると思います。
しかし、立地場所については、もちろんの事ながらすべての方々の意見に応えられないことは当然でそれこそ大所高所からの判断があり、神戸市中央区港島に決定となったと理解をいたします。
そこで、西播磨地域をはじめとする遠隔地通院利用者への対応についてお尋ねいたします。

2 各県立病院の果たすべき役割についてについて

今年度の病院局の主な事業として、県立こども病院の移転整備、県立尼崎病院・県立塚口病院の統合再編、県立淡路病院の移転整備、県立光風病院児童思春期病棟の整備となっており、その目的としてそれぞれ、小児、周産期医療の全県の拠点病院としての診療機能の充実を図る、救急医療、小児医療、周産期医療の一層の充実を図る、淡路圏域の中核的病院としての機能の発揮を図る、児童、思春期の精神疾患患者に対応した病棟の整備を図るとしています。
それ以外に、がんセンター、姫路循環器センター、粒子線医療センター、災害医療センター、リハビリ2病院は、名のとおりに特化をした政策・高度医療の提供だと理解いたします。西宮病院は、昭和48年に自治体病院としては初めて腎移植を行ったこと等から、腎疾患総合医療センターや未熟児センターを要するなどの特色があるとは考えます。
24年度の予算では、それらの政策医療への一般会計からの負担として救急医療対策費、特殊医療経費、高度医療経費などの名目で14病院に総額139億82百万が繰入されています。収益的収入997億61百万円の実に14%を占めています。
そこで、改めまして、政策医療を提供していくうえで県立病院が果たすべき役割についてお伺いします。

改めて考えてみますと県立病院の果たしている役割として、殆どの病院に共通することは3次救急医療の提供にあって、光風・こども・がん・姫路循環器・粒子線・災害・リハビリ2病院はそれぞれに特化をした政策医療の提供にあると思いますが、尼崎・塚口をはじめとする6病院は高度医療も受持っていますが地域の総合病院としての要素が強いと考えます。淡路・柏原病院を除けば姫路から阪神地域の海岸線にあり民間の医療資源も豊富なところであり、もちろん各医療圏域での役割も考慮はされていると考えますが、私は本来医療資源の乏しい但馬や丹波、あるいは西播磨などの郡部に県として手を差伸べてほしいと考えます。

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