竹内 英明議員が質問(予算審査・公安委員会)

公安委員会 3月6日(金)(竹内委員)

 

1 姫路警察署に設置される姫路優良・高齢運転者運転免許更新センターについて

姫路市など西播磨地域を中心に運転免許更新手続きをしやすくするため、同市内で進める3警察署の管轄区域の再編に伴い、姫路署にできる空スペースを活用して、新たに運転免許更新センターを設置することとなった。私も過去に政務調査会の席で、姫路市民の悲願として取り上げた。記憶に残っている幹部の方もいると思う。私にとっては大変思い入れのある施策である。
現在、鋭意、設置作業が進んでいると思うが、これまで免許の更新と言えば、明石の運転免許センター。西播磨在住者からすれば半日仕事だった。西播磨地域の県民の期待は非常に大きい。
そこで、姫路市に新たに設置される優良・高齢運転者運転免許更新センターについて、県民への設置のメリットについて伺う。

 

2 交通事故防止のための信号機の整備について

(1)昨年の本県における交通事故死亡者数は全国ワースト3位という結果となり、会派議員の本会議の質問等で何度も指摘しているが、交通事故対策は急務である。

交通安全施設の中でも、信号機の設置、更新は、とりわけ地域の安全を守る観点で要望が高い。そこで、27年度における設置、更新の予定数と、設置、更新の際の優先順位の判断基準を確認する。

 

(2)姫路市香寺町溝口、香福橋南にある交差点は、県立香寺高校の通学路となっているが、国道312号線の自動車交通路が多いため、危険個所となっている。住宅街との合流する際の横断歩道はあるものの、見通しが悪い交差点となっており、今年度だけでも、5月に3年生の女子生徒が横断歩道を自転車を押して歩いていたところ車と接触、右足内側骨折、また9月には、同横断歩道を自転車に乗って通行していたところ、車と接触し、頭蓋骨骨折、脳挫傷、現在でも後遺症で苦しんでいる生徒がいるとのこと。近隣住民の方の話では、今あげた事故は高校として把握している話だけで、他にも事故が多いという。私も現場に行ったが、まさに、信号機の設置がなく非常に危険な状態となっており、同校だけでなく、PTAや地元自治会も信号機の設置を要望していると聞いている。
そこで、同交差点における、信号機整備の検討進捗状況について伺う。

 

3 国家公安委員長の示した交通違反取締りのあり方について

一昨年、交通違反取り締まりについて、当時の国家公安委員長が「歩行者が出てくる危険もない直進道路で、20㎞超過を取り締まるのはどうかと思う。」との発言が報道され、大きな波紋を呼んだ。
交通取締り自体は必要なものとはいえ、一旦停止違反の後方に控えての取締りなどには、取り締まりのための取り締まりとの批判やノルマなどとの県民からの苦情もよく聞く。先の当時の国家公安委員長も「ドライバーが納得できる取締りが必要」と発言している。
私、個人的には、目標を決めて取り締まるという数値管理的手法は否定しないのだが、いずれにしろ、この発言の有無で取締りに変化があったようには感じないし、何も変わっていないとは思うが、念のため、この国家公安委員長の示した交通違反取締り発言で取締りに何か変化があったのか。

 

4 外国人犯罪について

(1)アベノミクスによる成長戦略の柱として外国人の受け入れ拡充が平成27年度から本格化する。金融緩和による円安誘導で、昨年の訪日外国人は1,341万人と過去最高を記録するなど、外国人の訪日、在留については、今後も増えていくものと推察される。また、産経新聞の報道では、政府が少子高齢化に伴って激減する労働力人口の穴埋め策として、移民の大量受け入れの本格的な検討に入ったとしている。毎年20万人を受け入れることで、合計特殊出生率が人口を維持できる2・07に回復すれば、今後100年間は人口の大幅減を避けられると試算しているという。
経済財政諮問会議の専門調査会を中心に議論を進めているというが、大量受け入れには単純労働者を認めることが不可欠となり、国籍を付与するほどの移民の大量受け入れとなれば国策の大転換となる。
日本で働く外国人の届け出数(13年10月末)は72万人弱で、前年より約3万5千人増えた。20万人はその6倍近い数。
政府が移民の大量受け入れの検討に乗り出したのは、勤労世代の減少による経済や社会への影響が現実になり始めたため。成長戦略では女性や高齢者の活用を打ち出す一方で、移民も有力な選択肢として位置付けることにした。
移民政策には雇用への影響や文化摩擦、治安悪化への懸念が強い。政府は移民議論と並行して、外国人労働者の受け入れ拡大を先行させる考えという。
人口減少社会を迎えて検討される可能性のある移民政策、人口だけでなく、それに伴う労働力補完、経済成長、租税負担者の増加などメリットもあるが、移民受入が治安にどのような影響を及ぼすかは、ヨーロッパ等の移民政策先行国で起こっている治安や宗教の状況をみると簡単なものではないと思う。
ここでは、まず、現状の外国人犯罪について伺いたい。

 

(2)県内の日本人の犯罪状況、年間にどれほどの人間が刑法犯・特別法犯として検挙されているのか、それが人口の何%なのか。この過去3か年の状況を確認したい。

 

(3)次に、県内の来日外国人のほか、永住者やその配偶者、特別永住者を含む「在留外国人」の検挙人数、「在留外国人」人口と検挙者の占める割合を確認したい。

 

 

外国人の犯罪率は、在留者、永住者共に関係なく、日本人の2倍位以上となっている。なぜ外国人の犯罪率は高いのかと考えるが、実は、日本人の犯罪率が世界的に見て極めて低いから比較すると高くなるということ。やはり日本はいい国ということがこういったことからもはっきりわかる。

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