石井 秀武議員が質問(健康福祉)を実施

日 時:平成30年10月12日(金)
質問者:石井 秀武 委員

1 障害者スポーツ施設の環境整備について

(1)スポーツ施設の魅力向上について

障害の有無等に関わりなく、全ての人が持てる力を発揮して活動することができるユニバーサル社会の実現を目指す兵庫県においては、障害をもつ方の社会参加、生きがいづくりの観点からも、多くの障害者にスポーツに参加する機会を提供することは非常に重要なものと考えております。

県ではこれまでも、県立障害者スポーツ交流館や県立ふれあいスポーツ交流館の2つのスポーツ施設を整備し、障害者スポーツの振興に取り組んできました。施設の稼働率も非常に高く、障害をもつ方だけでなく地域の方を含め、多くの利用者にスポーツ活動に取り組める環境を提供してきています。

しかしながら、現在、パブリック・コメント中の新たな障害者スポーツ施設の基本構想の中にある障害者スポーツ競技団体へのアンケートの結果では、全県的な中核拠点施設である障害者スポーツ交流館の課題として、温水プールや常設の卓球室、会議室、研修室の設置など、利用者から見たさまざまな意見が出されており、県民への魅力あるスポーツ施設の提供には、更なる努力が必要であると考えます。

そこで、これまで県立障害者スポーツ交流館において、その魅力向上のためにどのような取り組みをされてきたのか、また、既存の交流館に加え、新たな障害者スポーツ施設が整備された場合、連携した魅力向上が必要と考えますが、例えば、車を利用される利用者も多いと推察されます。現状でも利用率は高く、大きなイベントなどでは障害者スポーツ交流館の駐車場だけでは足りないとの話も聞いています。そのため、建物内の設備の充実だけでなく、駐車場設備の充実も必要と考えますが、今年度、基本構想をつくられる中で、どのように検討されているのか、あわせてお伺いします。

 

(2)災害時の受入態勢について

近年、異常気象等の影響による自然災害が頻繁に発生しております。特に、今年は6月の大阪府北部地震や7月豪雨、また9月の台風21号による被害など、実際に避難を伴う災害が多く発生しており、今後もこのような大きな被害を伴う災害が一定発生するのではないかと考えております。

このような災害が発生した場合、基本は市町が指定する避難所へ避難することになりますが、災害の規模が大きい場合や緊急時には指定の避難所だけではなく、地域のスペースのある公共施設へ避難される方も出てくる可能性があるのではないでしょうか。実際に、避難所として指定されていない学校で、地域住民が避難されて対応されたというような話もお聞きします。

そこで、県立障害者スポーツ交流館も広いスペースを持っておりますので、やむを得ず避難してくる可能性もあると考えますが、そのような場合にどのように対応されるのでしょうか。また、あわせて今年度検討されている新たな障害者スポーツ施設には、このような災害に対する受入れも想定した検討をされているのか、お伺いします。

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