向山 好一議員が質問(予算審査・産業労働部)

平成31年 平成31年度予算特別委員会(産業労働部・労働委員会)

 

日 時:平成31年3月6日(水)

質問者:向山 好一 委員

 

1 兵庫県のインバウンド対策について

外国人観光客は、日本全体で平成30年に遂に3,000万人を超え急激に伸びていることは言うに及ばない。特に、関西の伸びは全国でも突出しており、1つのブームになっている。

しかし、これも皆が指摘していることだが、大阪や京都は急速にインバウンドで訪れる外国人観光客が伸びているのに対し、兵庫の伸びはほぼ横ばいで大きく水を開けられている。インバウンドがもたらす経済効果が大きいだけに、もう看過できない状態である。

その対策について常に議論されているが、最も大切なのは「なぜ兵庫がスルーされているのか」という原因を探ることではないのか。

そこでお伺いするが、兵庫が大阪・京都に水を開けられた根本的要因は何だと分析されているのか。

 

 

2 ひょうごツーリズム協会の改革について

(1)体制整備について

兵庫県の観光振興を促進する外郭団体として「ひょうごツーリズム協会」がある。その役員構成は会長が井戸知事、理事長が但馬観光協議会会長、専務理事・常務理事が県の職員、その他の役員はそれぞれの分野の代表者。非常にバランスがいいが、逆に何の特徴もないのに加え、それぞれがあて職で就任しているのでルーティーンワークになっているのではないか。

このままではいけないとの認識があるのであれば、リーダーシップのある観光振興のプロをハンティングして実績をあげるように改革すべきではないか。ご見解を伺う。

 

(2)今後の戦略について

事業内容を見てみると、年間予算が約2億5千万円程度。毎年の決算を見ると、人件費などの経常経費を差し引いた支出の大半が「広告宣伝費」の5千万円と「支払助成金」の9千万円である。先程述べたルーティーンワークをよく示している。

これからも同じことを毎年繰り返しても成果は表れないと思う。

もっとマーケティングに予算を使って、しっかりとした戦略を立てるべきではないか。ご所見を伺う。

 

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