前田 ともき議員が質問(病院局)を実施

平成30年度決算特別委員会(病院局)

日 時:令和元年10月17日(木)

質問者:前田 ともき 委員

 

1 学会参加など研究・研修体制の充実について

先日、科学技術振興機構が主催する産学連携のコンベンションに参加し、ものづくりからバイオまで様々な先端技術や研究成果、プレゼンを拝見してきました。

そこで見たのが、SpaceOARハイドロゲル。放射線治療の際、前立腺と直腸の間にゲルを挿入して、直腸を物理的に前立腺から遠ざけることで照射線量を低減させます。本県の粒子線・重粒子線でも使えそうだなあと興味深く拝見しました。そこで感じたのが、セレンディピティ。産学連携の事例を見に行ったついでに面白い技術に偶然出会う。そういった機会を持つことの重要性。視野を広げ、創造性や新規性を育む土壌になります。

最先端の治療は標準治療をベースにしながら、先進医療や治験などがあります。

ただ、標準治療でも使う機器や手技で大きくその効果は変わります。より先端の知見に触れてもらうためには、と考えますと、やはり学会参加でしょう。

学会では新しい基礎研究や治療法の紹介、珍しい症例報告や新しいガイドラインの紹介など医療水準の向上、県民に最先端の治療を提供することにつながります。学会は国内外で行われ、参加のための旅費や日程確保が課題になる面もあります。学会参加に対する支援はどうなのでしょうか。

もっと大きな視点で構造的に改善策を提示すると、神戸の医療産業都市で、MICEの中核に学会誘致を打ち出すべきとも考えています。国内の学会実施率ダントツナンバーワンを目指す。そして、こちらから個別に参加するのではなく、学会を呼び込む戦略。土俵を作る発想。神戸=医療という都市強化につなげていく道筋です。

そこで、県立病院の医師に対して学会参加の支援など研究・研修体制について伺います。

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