小池 ひろのり議員が質問(予算審査・病院局)

質問日:令和5年3月9日(木)

質問者:小池 ひろのり 委員

 

1 県立病院の無料Wi-Fi設備について

「こども病院に無料Wi-Fiの設備をつけて欲しい!」。これは、入院する子供の母親から私に、切実な思いとして要望されたことです。

2021年9月の新聞記事によると、全国に、がん診療連携拠点病院等は563カ所あり、その内、約20%の病院が、全室に無料Wi-Fiの設備を整えているそうです。残念ながら、県内のがん診療連携拠点病院等を含む県立病院で、その時点では、全室に無料Wi-Fiを整備している病院はゼロ。Wi-Fi設備の面では、大変遅れているのが現状です。

東京都の銀座では、公衆電話ボックスにまで無料Wi-Fiの設備があります。規模が違うので、単純に比較はできませんが、余りにも差があり過ぎる現状に驚きです。兵庫県では、命を預かる病院においてさえ、その大半はWi-Fiの設備がないのは残念としか言いようがありません。

同じ県立の建物でも、初代県庁館にはあります。部局が違うと言えばそれまでですが、県民にとっては理解できない事だと思います。一見、立派な初代県庁館には、Wi-Fiの設備はお似合いかもしれませんが、病院に入院している子供の親から見れば尚更、理解に苦しむことだと思われます。どちらの利用度が高いかは、歴然としていますし、貴重な税金の使い方や費用対効果の面からも、どちらにつけるべきか、誰が考えても答えははっきりしています。県民にとって、縦割り行政は関係ありません。県民の素直な疑問に耳を傾け、行政を進めることも大切なことだと思います。

病棟にWi-Fi設備が整えられれば、コロナで面会が制限された家族の会話が可能となります。入院中の生徒がリモートで授業に参加できます。療養中の患者がテレワークで仕事が出来ます。手術前夜に不安がる幼な子に家族が励ます会話が出来ます。これらの人にとって、無料Wi-Fiの設備は、大変有難いものとして感じるに違いありません。

厳しい県財政であることは、理解しています。しかし、スクラップ&ビルドで、“県民の命と暮らしを守る”という県の意志を示すためにも、県立病院に無料 Wi-Fiの設備を是非つけてもらいたい。しかも、Wi-Fiは一度つければ、多くの人が有効的に長期にわたって使用することが出来ます。

これは、病院に入院するこどもの親からの強い要望でした。特に、子供の命を守る最後の砦として活躍しているこども病院には、必須なものと考えました。そのような思いから、私は数年前から、こども病院やがん拠点病院に、Wi-Fiの設備を要望してきました。

そして、ついに令和5年度、県立病院におけるWi-Fi整備が予算化されました。患者や家族の切なる思いに応えていただき、私としても感謝を申し上げます。

そこで、Wi-Fi設備における当局のお考えを改めて伺うとともに、各病院への今後の導入スケジュールについてお聞かせください。

 

2 こども病院のシャワー増設について

これも入院中の幼な子に付き添っている親からの切実なる願いとして訴えられたことです。

こども病院は、290床あり、小さな子供には多くの親が付き添って励ましています。そして、何日間も病院に寝泊まりしている親もいます。

こども病院には、現在シャワーは1台しかありません。従って、利用希望者は、順番待ちの状態です。せめてもう2~3台、つけてもらえないでしょうか?!

これもそんなに費用がかかる事でもないし、一度つければ多くの人が助かります。是非シャワーの増設をお願いしたいのですが、如何でしょうか?

切実な県民の要望に対し、心あるお答えをお願いします。

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