芝野照久議員が質問(予算審査・公安委員会)を実施

第308回2月定例会 予算特別委員会質問(公安委員会)
2011年3月4日(金)

1 薬物事件における初犯者増加への対策について

 薬物による人体への影響の一つに依存性が挙げられます。
 そのため再犯率の高い犯罪であるが、最近は金銭目当てで密売人となる者や、インターネットで売買されていることに目をつけて興味本位から入手する者も現れています。
 さらに須磨海岸における若者らによる大麻などの使用事例に見られるなど、若年層に薬物汚染が広がる傾向にあります。
 また、県下の大麻事件の検挙人員が10年前と比べて約4倍に増加している深刻な事態に対し、県警察としてどのように対策を行っていくのか伺います。

2 防犯カメラについて

(1) 防犯カメラの適正な運用について

 東京目黒区の夫婦殺害事件において、防犯カメラ映像が決め手となって被疑者検挙に結びついた。今後は企業や自治会をはじめとする民間の団体から個人宅に至るまで増設されることが予想されます。
 そこで問題となるのが個人のプライバシーとの関係であり、野放しにすれば重大な人権侵害につながるおそれがあります。
 そこで、防犯カメラと個人のプライバシーの問題についてどのように認識しているのか県警察としての所見を伺います。

(2) 県行政と連携した指導、助言について

 平成22年度から3カ年計画で実施されている「地域安全まちづくり計画」に防犯に配慮した基盤の整備とあり、防犯カメラの設置推進に対する助成や条例等の制定が見込まれます。
 防犯カメラの運用には県行政だけでなく、警察としても連携の上、各種団体への指導、助言が必要と考えますが、県警察としての所見を伺います。

3 舞鶴若狭自動車道の通行料金無料化社会実験に伴う影響について

(1) 舞鶴若狭自動車道の交通事故防止対策について

 舞鶴若狭自動車道は、昨年2月に通行料金無料化社会実験の対象区間に指定されました。
 その影響により上下線とも1日あたり約2,000台、率にして約2割の交通量が増加しています。
 これにより、交通事故件数が平成21年の90件から昨年は159件に増加しています。昨年は死亡事故こそ発生していないが、交通量の増加から、交通事故の発生が増加するものと考えます。
 舞鶴若狭自動車道の通行料無料化に伴う現状認識と交通事故防止対策について伺います。

(2) 周辺道路における渋滞対策について

 交通量、交通事故の増加に加えて問題となるのが付近道路の渋滞である。年末年始の帰省ラッシュなどでは、高速道路だけでなく一般道へ流入した車両により渋滞が発生し、交通事故発生の増加が懸念されます。
 そこで、一般道路を含めた周辺道路における交通渋滞について、どのように認識し対策を行うのか伺います。

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